2011年2月28日月曜日

徳島へ行ってきた

週末はシスティーナ礼拝堂を観にローマまで行ってきました、一泊二日で。

なんていうのはもちろん冗談で、行ってきたのは徳島県の鳴門にある「大塚国際美術館」。

ボンカレーで有名な(というよりポカリスウェットかな)大塚製薬が徳島県鳴門市に1998年につくった美術館。 鳴門海峡にふんだんにある白砂をつかって何か出来ないのかと考えた社長さんが、タイルを焼く事を発案。 そのタイルに世界の名画を写真陶板し展示してみたらどうだろうというアイデアからスタートしたらしい。 大きな美術館には世界中の実物大の絵画が(正確にいえばレプリカね)1,000点以上展示されている。 とくにシスティーナ礼拝堂の天井画を再現した部屋は、その大きさに圧巻。 白鵬はここで結婚式を行ったのも来て初めて知った。

そして14世紀にジョットが描いたスクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画も、イタリアのパドヴァへ飛行機で行かずとも観ることが出来る。

ミラノに行かずとも「最後の晩餐」を鑑賞。
そう、このふたつの壁画、現地では見学に予約が必要なのだ。 そういう作品もここでは気軽に観ることができる。

4フロアある館内を観てまわるのはかなり時間がかかった。 世界中の美術館に点在している巨匠の名画を「フェルメールの部屋」「カラヴァッジョの部屋」「ゴッホさんコーナー」のように作者ごとに展示していてまとめて鑑賞できるのがこの美術館のいいところ。合理的で面白い。 画集をめくっているような気分。



ダヴィンチの「受胎告知」。この部屋には世界中で描かれた様々な「受胎告知」が展示されていたのがなんとも妙。



海外の美術館は結構行ったので、「これはどこで観たっけ?」と考えて思い出したり。(この向き合ったふたりはウフィツィ美術館で観た覚えがある)

ゴヤの部屋。



クリムトの絵、日本の屏風のような不思議なうずまき模様をかなり接近して撮ってみた。

俗っぽいけれどクリムトの絵は好き。 






ゴッホさんのコーナー。

教科書で初めてみたとき(グロテスクなこの絵は何?)とショックをうけた、ピカソの「ゲルニカ」。 実物をアタシはまだ観た事がない。いつか観てみたいな。


予想していたよりも大きかった美術館を観てまわるのに3時間以上かかってしまった。もちろん写真をタイルに印刷したものだから油絵のオウトツは無いし、美術館の独特な油絵の具の匂いもしないし、絵にちょっとでも近づくとすぐ飛んでくるおっかない監視員もいないし。 なんとなくポスターを眺めているような感覚になるのは否めない。 システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画とスクロヴェーニ礼拝堂が一番良かった。 ただこれだけ大量のレプリカをつくるという発想はすごいとおもう。 こういっては何だけど、美術館というよりもテーマパークという感があるかな。

美術館から鳴門海峡がすぐ近くなので、大鳴門橋へ行ってみた。春のような日差しが眩しい。

橋の下には遊歩道がぶら下がるようにつくられていて散歩が出来る。(有料、500円) この道、上をクルマの走る音がグォーッ、吹きさらしで風がビュービュー、揺れるものだからハンパじゃないスリルとサスペンス劇場。 普段はガラス張りの床から400メーター下のうずしおを覗けるらしいけれど、うずしお時間が過ぎてしまってガラスの下はプールのようなベタなぎ状態。 アタシはいったい何しにきたのか。 うずまきちゃん無し、残念!

ところで、徳島空港の正式名称って「徳島阿波踊り空港」っていうのを初めて知った。 玄関前にはこんなオブジェがあるのです。 空港には阿波踊りのお囃子がエンドレスに流れていて、飛行機に乗ってもアタマの中でしばらくお囃子がぐるぐるまわってて洗脳されちゃったよ。


ところで、美術館おみやげは、立版古(たてばんこ)。

切り抜いて組み立てると3Dの世界になるペーパークラフト。 

ゴッホさんの「アルルの寝室」とムンクの叫びを買ってみた。(なんでゴッホだけ、さん付けで呼ぶのか自分でもなぞ。友達かい) 









←出来上がるとこんなふうな箱になるらしい。かわいいでしょ。

ニューヨークのMOMAに行ったときも同じようなものを買ってきたのだけど、作るだけで満足してしまうのだよね、こういうのって。

がんばって作ろうっと。(アマゾンでも売ってる)



おまけ

レンブラントの部屋で思ったのだけど、こういうアトラクションもあったら楽しいと思うよ。絵の中に入れる3D。これは香港の蝋人形館(ビクトリアピークにある)なのだけど、どうでしょう、大塚製薬の社長さま?


大塚国際美術館
http://www.o-museum.or.jp/


2011年2月25日金曜日

D.S.&DURGA

D.S.&DURGA

すべて天然素材を原料につくった手作りのフレグランス。 作り手のひとりはインド人だからなのか、このグレープフルーツの香りはムスクとスパイスが入っていて大好物のオリエンタルな香り。TOCCAも良かったけど誰もつけていない香りを探してたので、うれしい。

メンズもつくっていて、その中で「バーニングバーバーショップ」という香りがとても変わっている。その名の通り火事で燃えている床屋さんの香りだって。 嗅いでみると、ほんとうに何かが燃えて焦げた匂い! 意外と人気があるらしい。

伊勢丹2階アポカリーにあります。

明日からまた弾丸旅行。 寝坊しないようにしなくては!

2011年2月24日木曜日

turmoil


うちの父は「新聞は嘘ばかり書いてるから信じるな」と口癖のように言っていた。
いろんなニュースが入ってくる。革命、天災、強欲。

メディアは規制されていて国民を洗脳する。真実を求めてネットに入ってくる人々。政治を動かしてしまったfacebook(いまだに使い方ヘタなアタシ)。

世の中の価値観に惑わされない世界に行くにはどうしたらいいのかな?と0.003秒くらい考えるアタシ。 とりあえず、睡眠かな? 今日と明日のことくらいを考えていることでアタシの世界はまわっている。


2011年2月23日水曜日

オイスターバー

赤坂サカスのオイスターバーに行った。 

オイスターを美味しそうに頬張るひとを横目にアタシはエビを食べる。 辛い思い出があるので悔しいけれど今回もチャレンジしないことにした。 でもシャブリにはやっぱりオイスターが合うのだけど、と往生際の悪いアタシ。

オイスターとか、貝って見れば見るほど不思議な形。
ちょとエロティック。

2011年2月22日火曜日

アート漬けの休日(直島)

アーティストがつくったキッチュな銭湯(I♥湯)
中は銭湯として営業しているようだ。
時間がなくて連れに入浴却下され。

たばこ屋さんと床屋がシブい。

造作もしないのに有りのままの姿がアートに見える?
裸電球が点灯する夜を観てみたかった定食屋さん。
巨大な心臓

やっぱりこのカボチャ。





モダンアートと建築、そして美味しい海の幸を堪能した3日間。 豊島に行く時間がなかったので次回は行ってみたいし、ゆっくりしていて気づいたら閉館して観られなかった美術館もあったのでもう一度来てみたいと思った。 

PS 瀬戸内国際美術際が開催されたときは、世界中から沢山ひとが来たらしい。昨年は、90万人ほどが集まってきてそれはもう大騒ぎだったとホテルのひとがおっしゃっていた。 季節的なものもあるかもしれないけれど、船の時間を計算しないと効率よく観る事ができないので、来られる方は計画的に島をまわってみると良いです。 現代アートが好きなひとにはぜひおすすめ! とにかく素敵な島だった!


ベネッセアートサイト





犬島

2日目の朝は薄曇りで少し肌寒いなか、高速船に乗って1時間ほどの犬島へ。


犬島には明治から大正にかけて活動していた銅の精錬所がある。多いときにはこの小さい島に3,000人以上の人々が暮らしていたらしい。 閉鎖されたあと、長いあいだ廃墟だった精錬所跡地はテレビドラマのロケに使われたりしていたが、芸術家の感性が刺激されプロジェクトが立ち上がり、この遺構を再生してアートサイトになったというもの。 敷地内には美術館も。柳幸典氏のアートワークがあってそれは三島由紀夫をテーマにした面白い作品だった。



歩いていると古代遺跡にいるように思わせるような場所。 


向こうに見える煙突がいまにも崩れ落ちそう。

真っ黒にペインティングされたレンガは焼けて溶けている。
足元の細かい砂も真っ黒だった。


発電所はレンガの壁と高い煙突が残っているだけ。 歩いていると重い空気を感じ始めて苦しくなってしまった。 なんとなくだけど、いろんなことがあった場所じゃないかと思わせた。 霊感があるワケではないのだけど、ここはなぜか辛い気分になってはやく出たくなってしまった。


この島にあるもうひとつのプロジェクトを観に島を歩く。 古い家屋が並ぶ細い路地に突如として作品が現れる。静かに住んでいたひとたちはいきなり色んな人達が来てこういうアートを建ててどう思ってるのか知りたい。


作品の後ろには墓地があったり

この張り紙があったのは住んでいるひとの民家。 このメッセージは何? ちょっとこわい。 ということで色々観てみた犬島でぶらぶらして直島へ船に乗って帰った。







直島アートサイトのミュージアムホテル

サイトにはホテルが離れて点在していてすべて安藤建築。泊まったのはパーク棟だったが、アタシが興味があったのは山の上にあるオーバル棟。

宿泊者しか立ち入ることができないオーバル棟。 ところが行った前日、その建物内にバーがオープンした。 バーは宿泊者でなくても行かれるらしいけれど、オープンする曜日が決められているという。 ところが、その日はオープンしている日なのでOKということ。 やっぱりツイてる! 




山の上まではビクトリアピークにも負けないくらいの急な傾斜をケーブルカーに乗って行く。 ホテルは山のてっぺんにあり、オーバル(楕円形)の池を囲むように客室が作られている設計。上に登って見下ろすと水色のドアが池に写っている。 スケールが大きいのでへなちょこカメラマンのアタシには難しい!

昼間はこういう感じになる。(ウェブサイトから) 昼と夜ではまったく違う表情の建物。 滲んだ月と星が池に写りこむ様も計算されている作品。

ドアのひとつを開けるとこぢんまりしたバーがあってゲストたちが静かにお酒を飲んでました。 こんなシンプルなバーでお酒を飲むのも楽しかった。 ほんとに素敵な空間がたくさんある。 

この棟の下のミュージアムは現代アート作品が展示されている。
プールの絵で有名なデイビッド•ホックニーの絵、懐かしい。 現代アートの展示はニューヨークの美術館にいるようだった。 ニューヨークで「これは何なの?」とモダンアートを前に首をかしげてしまった覚えがあるのだけど、ここではすんなり入って行かれるような気がしたのは月日のせいか、このサイトのせいなのか分からないけど。 現代アートは頭でどうこう考えずただ感じることかも。


そう、順番が逆になったけどディナーのこと。 ホテルのメインダイニングは、銀座の「ステラマリス(パリに本店がある一つ星レストラン)」のオーナーシェフがアドバイザーをしているというレストラン。 フルコースは内臓的にムリだと思っている最近だけど、デザートまですべて食べてしまったくらい料理をエンジョイした。 どうしてなんだろう? 東京のフレンチとどこが違うのだろう?といろいろ話してたのだけど、やっぱり食材が新鮮だからだという結論に。 高いから美味しい、というルールとは違うところにいるレストランだとアタシはおもう。


と、偉そうな評論家になってしまいそうだった、まだ1日目。 つぎは犬島に行ったはなし。